「脈診流経絡治療」とは

当院の治療「脈診流経絡治療」は、東洋医学の理念に基づく「伝統鍼灸治療」です。

単に症状のみを改善する治療だけではなく、その人本来の治癒力(自然治癒力)の回復免疫力の向上を促し、「病に打ち克つ力」を引き出し高め、「治せるカラダ」に導いていくことが主目的になります。

もちろん、まずは現在抱えている痛みや症状を改善する事が治療の第一歩だと考えております。

更に、治療を継続していき、根本原因を整えて、「自分で治す力」を高めていくことで、痛みや症状の出にくい病気になりにくい健康的な身体を作り、日々の生活を快適に過ごして頂くことを、大きな目標としています。

治療の流れ

①脈診

手首の脈を診て病気や症状を引き起こしている身体内部の根本的な病的状態を正確に把握します。

治療を進めていく上での羅針盤の役割をします。

②経絡治療

脈診等により把握した身体内部の根本的な病的状態手足の経穴(ツボ)を用いて鍼を行います

それにより全体の気血の流れを良くし自然治癒力免疫力を引き出し高めて身体の根本から改善していきます。

部分的に気血の流れを良くするだけでなく、全体の気血の流れを良くすることで症状の出ている部分の改善も更に促進します。

③症状の出ている部分の治療

実際に症状の出ている部分は、慢性になるほど硬く締まっています。

何年も続いている症状なら筋肉がまるで骨のように硬くなっていて、血液や気が入っていかず、より硬くなっていきます(硬結とよばれるものができます)。

その骨のように硬くなった「硬結」にしっかりと鍼をして緩めることで、緩んだ隙間から栄養たっぷりの気血が流れ込み、自然治癒力や免疫力が高まり元の状態に戻していくことが出来ます。

筋肉の痛みなどの整形外科的疾患だけでなく、内科的疾患うつなどの精神科的疾患にも硬結があり、同様に緩めることで症状の改善が出来ます。


☆当院の治療は刺激治療ではありませんので、痛みはそれ程きつくはありません。ただ、痛みの感受性は個人差がありますので、適宜感覚を確認しながらその方に合わせ慎重に治療を進めております。
☆また、小さなお子様には、刺さない鍼「小児鍼」を使用いたします。

適応する疾患

•しつこい肩こり、腰痛、関節の痛み、頭痛、めまい、神経痛などの症状

•生活習慣病、アトピー、生理痛、更年期障害、リウマチ、糖尿病のように体質改善を行わなければならないもの

•喘息、慢性疾患など、薬では一時的には治っても再発しやすい疾患。

•「未病」といわれる、病院の検査では異常が出ないが自覚症状のあるもの。冷え性や体がだるいといった不定愁訴。

•妊娠中の様々な症状。

このような症状に対しても、大きな成果を発揮します。